一緒に暮らすなら必ず知っておきたい
猫ちゃんの代表的な病気とは?
慢性腎臓病(CKD)
ほとんどの猫ちゃんは年齢と共に腎臓の機能がゆるやかに低下していき、15歳以上の猫ちゃんの8割が慢性腎臓病になります。
慢性腎臓病は初期での発見が難しく、気がついた時には手遅れになってしまう可能性も。悪化してしまった腎臓は治療で完全に治ることはありません。悪化を抑えるために食事管理、投薬、輸液などの治療を行います。
検査や投薬、皮下点滴などのためにこまめな通院が必要になる事が多く、病状が悪化すると入院が必要になることもある命に関わる病気です。初期では水を飲む量、オシッコの量が増えます。早期発見のために注意深く観察し、異変があればすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
※参考文献:Marino CL, Lascelles BD, Vaden SL, Gruen ME, Marks SL. J Feline Med Surg.
2014;16:465‒472.
猫下部尿路疾患(FLUTD)
膀胱~尿道で起こる病気の総称です。尿路閉塞を引き起こし1~2日オシッコが出なくなると命に関わります。男の子は尿路結石、女の子は膀胱炎になりやすい傾向があります。
猫下部尿路疾患の6割が特発性膀胱炎です。特発性膀胱炎は直接的な原因ははっきり分かっていませんが、ストレスが一因と考えられています。里親で猫ちゃんを迎え入れておうちに馴染むまでは新しい環境がストレスになる子もいます。猫ちゃんのオシッコの様子を注意深く観察してあげてください。
数日の通院で治まることもあれば、手術・入院が必要なケースもあります。いずれの年齢でもかかりやすく、再発の多い病気です。
※参考文献:Hiroshi Sakane, Feline idiopathic cystitis―Nutritional strategy for reduction of
recurrence.2015 Journal of Pet Animal Nutrition 18(2), 107-112.
猫ちゃんにはこんな保険がおすすめ!
1. こまめな通院に使いやすい!
猫ちゃんが病気になると、検査や治療のためにこまめな通院が必要になる事も多いため、通院に使いやすいペット保険がおすすめです。免責金額(診療費を自己負担する金額)や最低診療費(補償の対象となる額が設定金額を達さない場合支払対象外となる金額)の設定がなく、補償割合が高いペット保険なら自己負担する金額が少なくなります。
2. 生涯続けやすい保険料設定
シニア期に慢性腎臓病などの病気になりやすい猫ちゃんには、シニアになっても無理なく継続しやすい保険料設定の保険がおすすめです。猫ちゃんが若い間はお手頃な保険料でも、高齢になると保険料が高くなることも。シニア期の保険料もしっかり確認しましょう。
3. 通院・入院・手術までカバーする幅広い補償
猫ちゃんの代表的な病気である猫下部尿路疾患(FLUTD)は、通院・入院・手術の可能性のある病気です。日々の通院から、もしもの時の入院、手術まで幅広くカバーできる充実した補償内容のペット保険がおすすめです。
猫ちゃんにとって突然やってくる恐れのある下記の病気にも保険適用できます。
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・猫白血病ウィルス感染症(FeLV)
※猫白血病ウィルス感染症(FeLV)はワクチン接種していない場合、保険金請求ができません。
SBIプリズム少短の獣医師が推薦
最近ごはんを残す、お水を飲む量が増えた等、普段とのちょっとした違いが実は病気のサインかもしれません。治療費を気にしてそのまま様子を見ていると、病気が進行してしまうことも…
わが子の不調に気づいたとき、ペット保険があれば治療費を気にせず病院へ連れて行ってあげられます。