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2021/6/2
【ペット調査2021】約9割の飼育者が「熱中症対策」を実施! ~高額な治療費がかかる事例も~
ペット保険会社のSBIプリズム少額短期保険株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:遠藤 匡、以下「当社」)は、日本最大級のペットイベント「インターペット【interpets】2021〜人とペットの豊かな暮らしフェア〜」来場者さまに「ペットの熱中症」に関するアンケート調査を実施し、ペット飼育者174名より回答をいただきました。
概要は以下のとおりです。
調査結果のサマリー
- ペットの熱中症が最も多い月が8月と知っている人は26%
8月以外では5月(13%)、6月(21%)、7月(24%)、9月(9%)と回答が分かれる結果に - ペット飼育者の約9割がペットの熱中症対策を実施している
- 熱中症対策を開始する月は5月が最も多く、ペット飼育者の半数以上が6月までには熱中症対策を開始している
- 最も多い熱中症対策はエアコンの使用
- 5人に1人はペットが熱中症になったと感じた経験がある
- ペットが熱中症になったと感じた人のうち、動物病院へ連れていくのは約2割
調査概要
調査方法 | 書面アンケート |
---|---|
調査期間 | 2021年4月1日〜4月4日 |
調査対象 | 「インターペット【interpets】2021〜人とペットの豊かな暮らしフェア〜」来場者 |
有効回答数 | 174名 |
調査結果 詳細
1…ペットの熱中症が最も多い月は8月
【Q1】ペットの熱中症が最も多い月はいつだと思いますか?[複数回答可](n=174)
174名の回答者のうち26%の方が熱中症の最もかかりやすい月は8月であると回答されました。
実際に熱中症が最も多い月は8月になりますので、皆さまの認識どおりという結果になりました。(詳しくは後述「当社熱中症データ」を参照ください)
また、7月(24%)、6月(21%)と夏季の期間を回答する方も多くいらっしゃる結果となりました。
2…ペット飼育者の約9割がペットの熱中症対策を実施!
【Q2】ペットの熱中症対策はされていますか?(n=174)
88%の方が「ペットの熱中症対策を実施している」と回答し、約9割の方がペットの為に熱中症対策を行い病気にならないように心がけていることが見受けられました。
3…ペットの熱中症対策は5月から開始する人が最も多い
【Q3】ペットの熱中症対策はいつ頃から行いますか?[複数回答可](n=174)
約9割の熱中症対策を行なっている方に「ペットの熱中症対策はいつ頃から行いますか?」と質問したところ、
5月からペットの熱中症対策を開始すると回答した方が28%と最も多い結果になりました。
また、4月9%、5月28%、6月20%と半数以上の方が6月までには熱中症対策を開始しており、GWの時期で梅雨前の早い段階から熱中症対策に取り組んでいることがうかがえます。
4…85%がエアコンを常に点けて熱中症対策を行っている。
【Q4】主にどんな対策を取っていますか?[複数回答可](n=153)
また、「主にどんな対策を取っていますか?」との質問には、「エアコンを常に点けている」と回答した方が85%、「日が落ちてから散歩に行く」58%、「クールマットなどを使用している」57%、「風通しをよくしている」43%、「常に冷たい水が出るようにしている」16%の結果になりました。多くの方がエアコンやクールマットを活用し、温度管理することで熱中症対策を行っていました。
5…5人に1人のペット飼育者が、ペットが熱中症になったと感じた経験がある。
【Q5】ペットが熱中症になったと感じたことはありますか?(n=172、無回答除く)
ペットが熱中症になったと感じたことがあると回答した方は17%で、5人に1人の割合でペットが熱中症になったと感じた経験があるとの結果になりました。
6…ペットが熱中症になったと感じた人のうち、動物病院へ連れていくのは約2割
【Q6】ペットが熱中症になったと感じた際、どのような対応を行いましたか?[複数回答可](n=30)
ペットが熱中症になったと感じたことのある方に「どのような対応を行いましたか?」と質問したところ、「水分補給をさせた」(60%)、「氷や保冷剤で身体を冷やした」(53%)、「涼しい場所に移動させた」(43%)とご自宅ですぐに応急処置を行う方が多くみられ、23%の方がすぐに動物病院へ連れていかれるようです。
当社熱中症データ
ペットの熱中症が最も多いのは8月
※2020年1月1日~2020年12月31日の間に当社請求データより診断名に「熱中症」を含む保険金請求をもとに算出。
2020年でペットの熱中症が最も多かったのは8月でした。5月は4月に比べ2倍以上増加し、さらに8月は5月~7月と比べ3倍以上増加している傾向がみられました。
2020年の夏は梅雨が長い地域が多く、7月には豪雨が増え、気温が低い日も増え、8月になると一気に猛暑が到来し40度を超えるような厳しい暑さの日が続いたことで、ペットたちの負担になったのかもしれません。
熱中症の危険性の高まる8月はより一層注意する必要があり、熱中症の多くなる5月からしっかりと対策を行いましょう。
ペットの熱中症になると高額な治療費がかかる事例も
実際に当社に熱中症で請求のあったお支払い事例データを2件ご紹介いたします。
熱中症お支払い事例①
7歳のMIX(小型犬)が熱中症と診断され16日間の入院でかかった治療費は約15万円。当社のペット保険「プリズムコールⓇグリーンプラン」に加入していたため、自己負担額は治療費合計金額約3万円でした。
- ペット品種
- MIX(小型犬)
- 事故年齢
- 7歳3か月
- 加入プラン
- グリーンプラン
- 治療費合計
- 153,538円
- 保険金支払額
- 118,940円
- 自己負担額
- 34,598円
- 給付率
- 77.5%
- 自己負担率
- 22.5%
(単位:円)
保険金種類 | 治療費用 | 保険金支払額 | 自己負担 | 自己負担の内容 |
---|---|---|---|---|
入院1日目 | 11,880 | 11,880 | 0 | |
入院2日目 | 3,300 | 3,300 | 0 | |
入院3日目 | 3,300 | 3,300 | 0 | |
入院4日目 | 16,500 | 12,000 | 4,500 | 保障限度額超過 |
入院5日目 | 39,028 | 12,000 | 27,028 | 保障限度額超過 |
入院6日目 | 10,450 | 10,450 | 0 | |
入院7日目 | 10,450 | 10,450 | 0 | |
入院8日目 | 10,450 | 10,450 | 0 | |
入院9日目 | 15,070 | 12,000 | 3,070 | |
入院10日目 | 10,450 | 10,450 | 0 | |
入院11日目 | 2,750 | 2,750 | 0 | |
入院12日目 | 2,750 | 2,750 | 0 | |
入院13日目 | 2,750 | 2,750 | 0 | |
入院14日目 | 2,750 | 2,750 | 0 | |
入院15日目 | 2,750 | 2,750 | 0 | |
入院16日目 | 8,910 | 8,910 | 0 | |
合計 | 153,538 | 118,940 | 34,598 |
熱中症お支払い事例②
12歳のネコが熱中症と診断され14日間の通院でかかった治療費は約9万円。当社のペット保険「プリズムコールⓇオレンジプラン」に加入していたため、自己負担額は治療費合計金額約2万円となりました。
- ペット品種
- ネコ
- 事故年齢
- 12歳3か月
- 加入プラン
- オレンジプラン
- 治療費合計
- 90,750円
- 保険金支払額
- 65,850円
- 自己負担額
- 24,900円
- 給付率
- 72.6%
- 自己負担率
- 27.4%
(単位:円)
保険金種類 | 治療費用 | 保険金支払額 | 自己負担 | 自己負担の内容 |
---|---|---|---|---|
通院1日目 | 19,250 | 5,000 | 14,250 | 保障限度額超過 |
通院2日目 | 19,250 | 5,000 | 14,250 | 保障限度額超過 |
通院3日目 | 7,150 | 5,000 | 2,150 | 保障限度額超過 |
通院4日目 | 7,150 | 5,000 | 2,150 | 保障限度額超過 |
通院5日目 | 7,150 | 5,000 | 2,150 | 保障限度額超過 |
通院6日目 | 6,050 | 5,000 | 1,050 | 保障限度額超過 |
通院7日目 | 5,500 | 5,000 | 500 | 保障限度額超過 |
通院8日目 | 5,500 | 5,000 | 500 | 保障限度額超過 |
通院9日目 | 4,400 | 4,400 | 0 | |
通院10日目 | 4,400 | 4,400 | 0 | |
通院11日目 | 4,400 | 4,400 | 0 | |
通院12日目 | 4,400 | 4,400 | 0 | |
通院13日目 | 4,400 | 4,400 | 0 | |
通院14日目 | 3,850 | 3,850 | 0 | |
合計 | 90,750 | 65,850 | 24,900 |
熱中症は重症化すると命に関わります。1度の通院で治まらず、入院や複数回の通院が必要になるケースもあります。
今回の事例では熱中症になり入院や通院が長引き治療費合計額が10万円を超えることもありました。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で、旅行や外出を控えて自宅でペットと過ごす時間が増えた方が多かったかと思います。今年こそは「日常」を取り戻し旅行をと考えていた方も多いのではないでしょうか。
長引くコロナ禍の中、また気温が上がり、厳しい夏がやってきます。今年の夏も厳しい暑さになると言われているのでペットの体調や環境に気を配り、しっかりと熱中症対策を行いましょう。
熱中症以外にも、気温が上がった際に気を付けるべき病気があります。当社では、獣医師監修のもと、ペット飼育者に気を付けてほしい病気をご紹介しています。こちらもあわせてご確認ください。
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「気温が上がると気を付けたいこと」
https://www.sbiprism.co.jp/column/column_10.html
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