もくじ
デグーはどんな生き物?
デグーの生態
デグーはチリの山岳地帯原産のげっ歯類です。
体長は15cm前後の手乗りサイズで、寿命は5年~8年前後といわれています。
山岳地帯に生息している生き物なので、基本的に草食です。
そのため糖質の吸収をしにくくなっているので、チモシー(牧草)やデグー用のペレット(ごはん)を与えましょう。
また知能や学習能力が非常に高く、飼い主と密なコミュニケーションをとれることから近年ペットとしての人気が高まっています。
デグーのペットとしての歴史
近年では、ペットショップでもデグーの取り扱いが増えてきており、一般的に目にすることが多くなりました。
複数のデグーが身を寄せ合い丸まって寝ている姿はとてもかわいいですね。
専門書だけでなくインターネットでもデグーについて調べることのできる近年、デグーはペットとして飼いやすくなってきたといえるでしょう。
デグーの毛色
デグーの毛色は茶色がノーマルカラーです。
稀にチンチラのようなグレーやホワイトカラーをベースにしたまだら模様になっているデグーもいるので、お好みのカラーの子を見つけてください。
おしゃべりが大好き!飼い主が語るデグーの特徴と性格
デグーは「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるほどおしゃべり!
デグー最大の特徴は、とにかくよくしゃべることです。
デグーは仲間とコミュニケーションを取るためによく鳴くきます。
人間の言葉では話しませんが、彼らの言葉はしっかりと感情を伝えてくれます。
我が家のデグーも、寂しくなると「ピー!」と飼い主を呼び、嬉しくて「ピピピピ」、デグー同士で遊んでいるときも「ピッピ」と本当によくしゃべります。
その声はやかましく感じるものではなく、まるで歌っているかのような心地よいものです。
デグーはよく人に慣れる!飼い主とコミュニケーションがとれます
デグーは知能が高いので、飼い主をしっかりと理解し、コミュニケーションを取ろうとしてくれます。
そのためデグーは人と信頼関係を築きやすく、べったりとくっついて離れない「ベタ慣れ」状態になることもあります。
個体差もありますが甘えん坊な性格の子が多いので、できるだけたくさん遊んであげてください。
我が家のデグーは飼い主の足音もわかるのか、近づくと「かまって!」と鳴いてアピールしてきます。
ほっぺやおなかを撫でられるのが好きでよくおねだりしてきます。撫でると、とろ~っと溶けるような表情をするのがたまりません。
どんなお世話やケアが必要?デグーを飼う上での注意事項
デグーは暑さに弱い!温度管理が重要です
デグーの生活に適した温度は20℃前後とされています。
温度が10℃以下になってしまう場合にはペット用ヒーターやひよこ電球、28℃をこえる場合には冷房をつけるなどして温度を調整してあげてください。
デグーは特に暑さに弱く、室温が35℃をこえると死んでしまうこともあります。
我が家のデグーが冬場にひよこ電球の前で暖を取っている姿は本当にかわいいです。一見の価値があります。
きれい好きなデグーが砂浴びできる環境を
デグーは砂浴びが大好きです。
喜んで転がりまわる姿は本当にかわいく、砂を用意してよかった…と実感することでしょう。
デグーは体臭が少ない生き物ですが、砂浴びをすることで毛艶がよくなり清潔も保てます。
砂は必ずペット用のものを用意し、容器に2cmほど入れてあげると砂浴びしやすいようです。
しっかり運動を!デグーに回し車は必須!
デグーは活発な生き物なので、回し車を入れてあげるとストレス発散になります。
疲れてしまわないかと飼い主が心配するほど、無心で回し車に乗り続けている姿は、つい時を忘れてずっと眺めてしまいます。
デグーはなんでもかじってしまう!
デグーは好奇心が旺盛なので見たことのないものに寄っていく傾向があります。
コードなどもかじってしまうので、感電の恐れがある電気配線などには注意してあげてください。
危険なもの、壊れたら困るものはケージのそばに置かず、室内をお散歩させる場合はコード類にカバーをかけるなどの対策をしましょう。
デグーのしっぽは絶対につかまないで!
デグーのしっぽは非常にデリケートで、力が加わると簡単に皮膚が裂けたり、ちぎれてしまいます。
絶対にデグーのしっぽはつかまないよう注意してください。
また、デグーのことを上からわしづかみにして捕まえようとすると、天敵に捕獲されるような恐怖心を与え、飼い主との信頼関係も壊れてしまいます。
デグーを捕まえるときは、下から優しくすくい上げるようにしてくださいね。
我が家のデグーのおさわがせ事件簿
ある日、我が家のデグーをお部屋でお散歩させていると、姿が見えなくなり大慌てで捜索したことがありました。
どこを探しても見つからず、家の外に出てしまったのかと青ざめていたらペレット(ごはん)の袋から何やら物音が…。
そう、ペレットを盗み食いしていたんです…。
その場で現行犯逮捕しましたが、数度に渡りペレットやチモシー(牧草)の袋に入ろうとして大変でした。
直接袋から食べる醍醐味があるのでしょうか。
皆さんはデグーをお部屋でお散歩させる際、目を離さないようにしてあげてくださいね。