もくじ
ブンチョウ(文鳥)とは?
ブンチョウはスズメ目カエデチョウ科に分類される小鳥です。インドネシアのジャワ島、バリ島が原産で、日本には江戸時代初期頃にやってきました。
目の周りが赤く縁取られており、プリッとしたピンクのくちばしが特徴的で、羽毛はとても滑らかです。
ブンチョウ(文鳥)の特徴と性格
ブンチョウの基本情報
大きさ:14〜15cm
体重:25g程度
平均寿命:7〜10年
ブンチョウの種類と色
ノーマル文鳥(並文鳥)
野生の文鳥と同じ色。
頭部は黒く、白い頬にピンクのくちばし持ち、胸からお腹にかけて灰色から薄い茶色のグラデージョンになっています。
白文鳥
全身の羽毛が真っ白で、ピンクのくちばしが特徴的です。
桜文鳥
ノーマル文鳥と白文鳥の交配によって誕生した品種。
体にまだら模様があるのが特徴です。
シナモン文鳥
頭部と尾羽は濃い茶色で、白い頬にピンクのくちばし持ち、その他は全体的に薄い茶色になっています。
シルバー文鳥
ノーマル文鳥をベースに、黒やグレーの羽毛部分が全体的に淡くなり、銀色のように見える文鳥です。
ブンチョウの性格~初めて飼う人におすすめ~
ブンチョウは、人懐っこく寂しがり屋な性格の子が多く、手や肩にのってきたりして甘えてくるので、スキンシップをとりたい飼い主さんにはおすすめの小鳥です。
また、頭も良く、人を認識したり、飼い主さんの感情を理解できるとも言われています。
警戒心が強い一面もあり、飼い主さんに慣れるまで時間がかかることもあります。焦らず徐々に慣らしていきましょう。
ブンチョウの日ごろのお世話とケア
毎日の掃除でブンチョウの健康チェックをしよう
ブンチョウのケージはこまめに掃除し常に清潔な状態に保ちましょう。また、水と餌は毎日取り替えてあげることが基本となります。
引き出し式のケージが掃除しやすくおすすめ~ブンチョウのケージの選び方~
ブンチョウに適したケージは、下部分が引き出し式になっているものが、糞の掃除などが行いやすいためおすすめです。狭すぎるケージの場合、ストレスの原因となってしまうので両羽根を広げてもぶつからない広めのサイズのものを選びましょう。
ブンチョウの温度管理~理想的な環境温度は20~25度~
ブンチョウは熱帯地域に生息している鳥なので、寒さに慣れていません。冬は室温が下がりすぎないように注意しましょう。また、暑すぎても熱中症になる恐れもあります。理想的な環境温度は健康な成鳥で20〜25度ほどです。
エアコンやペットヒーターなどを使い、ブンチョウが快適に過ごせる温度を保ってあげましょう。
お部屋でブンチョウを放鳥しよう~放鳥時の注意点~
ブンチョウの健康のためにお部屋の中で放鳥をさせましょう。放鳥させる場合は、誤って外に飛んでいってしまわないように部屋の扉や窓が開きっぱなしになっていないか、ブンチョウが食べてはいけないものが置いていないかなど細心の注意を払ってから遊ばせるようにしましょう。
また、放鳥中はいろいろなところを飛び回ったり、飼い主の近くを歩いていたりすることもあるので、目を離さずにブンチョウがどこにいるのか把握し、不慮の事故が発生しないように心がけましょう。
水浴びの大切さと注意点~ブンチョウの汚れを落としストレス発散にも~
ブンチョウにとって水浴びも大切な健康管理の一つです。
羽についた汚れを落とすお風呂としての役割やストレス発散に水浴びを行います。
しかし、水浴びが苦手な子も中にはいるので無理に水浴びをさせないようにしましょう。
水浴びは常温のお水で行いましょう。暑いからといって冷たい水や、汚れがひどいからといってお湯やシャンプーなどは使わないようにしてください。
ブンチョウの羽根は水をはじくようにできていて、お湯などを使うと、水がはじかなくなり、皮膚まで濡れてしまい結果的にブンチョウの体を冷やして体調不良となってしまうので注意をしてください。
ブンチョウのかかりやすい病気
トリコモナス感染症
トリコモナス感染症はトリコモナス原虫の感染によって引き起こされる病気です。食欲不振、嘔吐、くしゃみ、鼻汁などの症状が現れます。成鳥よりも免疫力の低いヒナや幼鳥での発症が多くみられます。
甲状腺腫
甲状腺は、首から胸のあたりにある代謝を調節する組織です。甲状腺腫は、甲状腺が腫れて呼吸困難や吐き戻しなどの症状を引き起こします。ヨードの摂取不足が原因となることが多く、また、甲状腺腫誘発物質が多く含まれるキャベツや小松菜などのアブラナ科植物、大豆などを摂取しすぎることでも甲状腺腫が誘発されると考えられています。
1日あたりの平均治療費:¥5,821(治療日2018年1月1日~2023年12月31日)
保険金お支払い例
※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※下記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
- 病名
- 甲状腺腫
- ペット品種
- ブンチョウ
- 事故年齢
- 3歳
- 加入プラン
- いつでもパックプレミアム
治療費合計:17,270円
給付率:100% 自己負担率:0%
- 給付事例の詳細はこちら
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保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容 通院1日目 4,400 4,400 0 通院2日目 3,080 3,080 0 通院3日目 1,100 1,100 0 通院4日目 3,850 3,850 0 通院5日目 4,840 4,840 0 合計 17,270 17,270 0
甲状腺腫のブンチョウが治療のため5日間通院したところ、17,270円の治療費用となりました。当社ペット保険のプリズムペット プレミアムプランに加入していた場合は、全額保険金が支払われ、自己負担は0円です。
ブンチョウにおすすめなペット保険のご紹介
ペットは人間より4倍から7倍のスピードで成長していると言われています。
成長のスピードが速いため、たった1日で、症状が急激に悪化してしまうことも!?
また、ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく病気やけがの診療費は、飼い主さまの全額自己負担となってしまいます。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
ペットの何気ない変化を見逃さず、動物病院へ足を運んでいただき、けがや病気の早期発見・早期治療につながりますよう、ペット保険をお役立てください。
監修者プロフィール
獣医師 藤沼 淳也
獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。