ペット保険は必要?いらない?~後悔しないために知っておきたい考え方~

2025.5.26

  • ペット保険

ペット保険は必要?いらない?~後悔しないために知っておきたい考え方~

かけがえのない家族の一員であるペット。その愛らしい姿は、私たちの生活に喜びと癒しを与えてくれます。しかし、どんなに大切に思っていても、予期せぬ出来事は起こりうるものです。もしも、あなたの愛するペットが突然病気やけがに見舞われたら…。その時、私たちは大きな不安と同時に、経済的な負担に直面する可能性があります。

そんな心配を少しでも軽減してくれるのが「ペット保険」という選択肢です。

このコラムでは、「ペット保険とは一体何なのか?」をメリットと注意点を踏まえて分かりやすく解説します。

ペット保険とは?

ペット保険は、大切なペットが病気やけがで動物病院を受診した際にかかる費用を補償する保険です。
主な補償範囲は以下のとおりです。

ペット保険一般的な補償範囲

通院費:動物病院に通院した際の診療費やお薬代など

入院費:ペットが入院している際にかかった費用

手術費:ペットの手術費用、麻酔や検査費用など

そのほかにペットが第三者や物に損害を与えた場合の賠償責任特約、ペットの葬祭費用、万一の場合のペットの車イス作成費用を補填するものもあります。

ペットの診療費は人間の健康保険のように公的な制度がないため、飼い主が全額自己負担となります。そのため、高額になりがちな診療費の負担を軽減するために、ペット保険が注目されています。

では、実際にペットの診療費はどのくらいかかるのでしょうか。

ペットの診療費はどれくらい?~30万円かかる事例も~

ここでは、一例として犬の「椎間板ヘルニア」、猫の「膀胱結石」を治療した際にかかる費用をご紹介します。

ミニチュア・ダックスフンド 保険金給付事例
病名
椎間板ヘルニア
ペット品種
ミニチュア・ダックスフンド
事故年齢
10歳

診療詳細

内容 金額
通院(4日間) 94,780円
入院(15日間) 129,580円
手術 84,700円
診断書作成費用 2,000円
合計 311,060円
ミヌエット 保険金給付事例
病名
膀胱結石
ペット品種
ミヌエット
事故年齢
6歳

診療詳細

内容 金額
通院(3日間) 71,076円
入院(3日間) 66,055円
手術 146,300円
診断書作成費用 660円
合計 284,091円

※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※けが・病気や治療費は参考例であり、平均・水準を示すものではありません。
また治療費は動物病院によって異なりますのでご了承ください。

診療費が高額になることも~高額になりやすい5つの例~

高額になりやすい治療例

手術 骨折、腫瘍の摘出、異物誤飲による開腹手術など、専門的な技術や設備が必要な手術は、麻酔や検査費用を含めると高額になる傾向があります。
入院 感染症、重度の疾患、術後の経過観察などで長期入院が必要になった場合、入院費や治療費が積み重なります。
高度な検査 MRI、CTなどの高度な画像診断や、専門的な血液検査などは、一般的な検査に比べて費用が高くなります。
専門医の診察 心臓病、腫瘍、神経系の疾患など、専門的な知識や経験を持つ獣医師の診察や治療を受ける場合、専門医の診察料が加算されることがあります。
夜間・救急診療 夜間や休日にペットの容態が急変した場合、救急診療を受けることになりますが、通常の診療時間外であるため、割増料金が発生することが一般的です。

これらの例からもわかるように、ペットの医療には高額な費用がかかる可能性があります。もちろん、すべてのペットが重い病気やけがをするわけではありませんが、もしもの時に経済的な理由で十分な治療を受けさせてあげられないという事態は、飼い主にとって非常に辛いものです。

当社ペット保険の特徴~安心の補償割合100%~

SBIプリズム少短のペット保険は、1日ごとに補償限度額を設定した補償割合100%の、幅広く手厚い補償内容が特徴です。
全国すべての動物病院で利用でき、休日や時間外診療も補償対象。急なトラブルの際も、安心して受診できます。

プリズムペット 犬猫プランの詳細はこちら

ペット保険のメリット〜もしもの時に備える安心〜

ペット保険のメリット〜もしもの時に備える安心〜

ペット保険に加入する最大のメリットは、予期せぬ高額な診療費に備えることができるという経済的な安心感です。

経済的な負担の軽減~自己負担額を抑え、ペットに必要な治療を~

前述の通り、ペットの診療費は高額になる可能性があります。ペット保険に加入していれば、保険の契約内容に応じて、自己負担額を抑え、残りの診療費を保険金でまかなうことができます。これにより、「診療費が心配で十分な治療を受けさせてあげられない」といった状況を避けることができます。

治療の選択肢が広がる可能性~金額を気にせず、最適な治療法を選べる~

高額な診療費への心配が軽減されることで、より積極的に治療方法を選択できるようになります。例えば、最新の医療技術を用いた治療や、より専門的な病院での治療なども、経済的な理由であきらめることなく検討できる可能性が広がります。

家計への影響を最小限に~突然の大きな支出にも対応できる~

予期せぬ出費は、家計に大きな影響を与えることがあります。ペット保険に加入していれば、毎月の保険料を支払うことで、突発的な高額出費のリスクを分散させることができ、これにより、家計の安定につながり、安心してペットとの生活を送ることができます。

精神的な負担の軽減~お金の心配を減らし、ペットの回復に集中~

ペットが病気やけがに見舞われた時、飼い主は大きな精神的な負担を感じます。経済的な不安が加わることで、その負担はさらに増してしまうでしょう。ペット保険に加入していれば、「お金の心配よりも、ペットの回復に集中したい」という気持ちで治療に臨むことができるため、精神的な支えとなります。

特約や付帯サービス等によるさらなる安心

ペット保険によっては、先進医療や特定の病気、けがに特化した特約を付帯できる場合があります。これにより、より手厚い補償を得ることができ、万一の際の安心感を高めることができます。また、ペットの種類や年齢によっては、健康相談サービスなどが付帯している場合もあり、日々の健康管理にも役立ちます。

当社ペット保険の特徴~飼育費用補償や24時間獣医師相談で安心~

SBIプリズム少短のペット保険「プリズムペット犬猫プラン」では、24時間365日対応の獣医師相談サービス「ほっとダイヤル24(犬猫専用)」や、万が一飼い主さまに何かあった場合でもペットの譲渡費用を補償する「飼育費用補償」も付いています。
ペットの日常的な健康管理から、飼い主さまの急なトラブルまで幅広くサポートし、ペットの未来にもしっかり備えることができます。

飼育費用補償の詳細はこちら

加入時の注意点〜補償内容をよく確認しよう〜

加入時の注意点〜補償内容をよく確認しよう〜

ペット保険の補償範囲は、保険会社やプランによって大きく異なります。
主な補償対象となるのは、病気やけがによる診療費(診察、検査、手術、入院、薬代など)です。

また、補償割合(50%や70%など)や、年間あるいは一回の支払い限度額が設定されている場合もあります。
例えば、『通院は年間〇回まで』『手術費用は〇〇万円まで』といった制限がある場合や、免責金額(自己負担額)が設定されていることもあります。

これらの条件をしっかりと確認しておかないと、『保険に入っているのに、思ったほど保険金が支払われなかった』という事態になりかねません。

さらに、待機期間が設けられている保険もあります。
これは、保険契約が成立してから一定期間(例えば30日間)は、特定の病気やけがによる診療費が補償されないというものです。
加入してすぐに保険金が支払われるわけではない点に注意が必要です。

これらの注意点をしっかりと理解したうえで、ご自身のペットの特性やライフスタイル、そして経済状況に合ったペット保険を選ぶことが大切です。

まとめ

今回のコラムでは、ペット保険の必要性、そしてそのメリットと注意点について解説してきました。改めてお伝えしたいのは、ペット保険は決して加入が義務付けられたものではなく、あくまで大切な家族であるペットとの生活をより安心して送るための一つの選択肢であるということです。

予期せぬ病気やけがは、私たちに大きな経済的負担と精神的な痛手を与えます。そんな時、ペット保険は、高額になりがちな診療費の負担を軽減し、私たちが経済的な心配をすることなく、ペットに必要な治療を受けさせてあげられる可能性を高めます。それは、ペットの健康を守るだけでなく、飼い主自身の安心にも繋がり、ひいてはより豊かなペットとの暮らしへと繋がるのではないでしょうか。

もちろん、ペットの種類、年齢、健康状態、そしてご自身の経済状況によって、最適な保険プランは異なります。保険料、補償範囲、免責金額など、様々な条件をしっかりと比較検討し、ご自身の状況に最も合った保険を選ぶことが重要です。

ペットとの時間は、私たちにとってかけがえのない宝物です。その大切な時間を、経済的な不安に脅かされることなく、安心して、そして愛情いっぱいに過ごせるように。ペット保険は、そのための有効な手段の一つとなり得るでしょう。このコラムが、皆様にとってペット保険を検討するきっかけとなり、より安心してペットとの生活を送るための一助となれば幸いです。

おすすめのペット保険

お役立ち情報、コラム一覧へ戻る