【獣医師監修】犬のアトピー性皮膚炎ってどんな病気?~原因と症状、治療法について知ろう〜

2025.10.20

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【獣医師監修】犬のアトピー性皮膚炎ってどんな病気?~原因と症状、治療法について知ろう〜

犬アトピー性皮膚炎は痒みを特徴とする皮膚疾患です。ダニや花粉などのアレルゲンに対する異常な免疫反応が痒みを引き起こします。
幼若齢で症状を発現することが多く、痒みのストレスから問題行動が増えることがあります。
犬アトピー性皮膚炎は完治が難しく、症状を抑える、症状を発現させないことが治療の目標になります。
犬アトピー性皮膚炎とは生涯にわたり、うまく付き合っていくことが大切です。

犬アトピー性皮膚炎の原因

犬アトピー性皮膚炎は遺伝的要因や環境要因など様々な要因が関与しています。

遺伝的要因

犬アトピー性皮膚炎は遺伝的に罹患しやすい犬種が知られています。

ゴールデン・レトリバー
ラブラドール・レトリバー
ウエストハイランド・ホワイトテリア
フレンチ・ブルドッグ
パグ

など

環境要因

ダニや花粉など、環境中の抗原(アレルゲン)に対し、からだが過剰に免疫反応を引き起こし、痒みが生じます。

皮膚バリア機能の低下

アレルゲンは皮膚から侵入します。健康な皮膚では皮膚のバリア機能によりアレルゲンは侵入できませんが、アトピー性皮膚炎の皮膚はバリア機能が低下しているため、アレルゲンは容易に侵入できます。これが引き金となり、痒みが現れます。

犬アトピー性皮膚炎の症状

犬アトピー性皮膚炎の症状

犬アトピー性皮膚炎の主な症状は痒みです。耳や顔、お腹、肢の先などに症状が出やすく、多くの場合、0歳~3歳の若齢で発症します。
痒みから皮膚を掻き壊し、脱毛や色素沈着がみられることもあります。
また、痒みにともなうストレスから、落ち着きがない、噛みつくなどの問題行動がみられることもあります。

犬アトピー性皮膚炎の治療

犬アトピー性皮膚炎の治療

犬アトピー性皮膚炎は完治が難しく、症状を抑えながらうまく付き合っていくことが重要です。
お薬やシャンプー、食事、サプリメントなどを組み合わせて症状をコントロールします。

お薬

アレルゲンに対する過剰な免疫反応を抑え、痒みや炎症を和らげます。
飲み薬や注射薬、軟膏などがあります。

シャンプー

皮膚や被毛に付着したアレルゲンや汚れなどを洗い流し、保湿剤も使用することで皮膚のバリア機能を保護します。

フード・サプリメント

必須脂肪酸の一種であるオメガ脂肪酸には、使用するお薬の量を減らす効果が期待されています。オメガ脂肪酸が豊富に含まれたフードやサプリメントを治療に取り入れてみても良いかもしれません。

犬アトピー性皮膚炎は治療で完全に治すことはできません。症状を悪化させないためにも、アレルゲンとの接触をなるべく避けることが重要です。掃除をこまめにする、花粉の飛散の多い日は外出を避けるなど、生活環境を改善することも大切です。

保険金のお支払い例

※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※下記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

フレンチ・ブルドッグ9歳 保険金給付事例
病名
アトピー性皮膚炎
ペット品種
フレンチ・ブルドッグ
事故年齢
9歳
加入プラン
いつでもパックプレミアム

治療費合計:35,893円

保険金支払額:32,923

給付率:91.7% 自己負担率:8.3%

保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容
通院1日目 9,350 9,350 0
通院2日目 4,950 1,980 2,970 予防薬類
通院3日目 6,050 6,050 0
通院4日目 6,193 6,193 0
通院5日目 9,350 9,350 0
合計 35,893 32,923 2,970

アトピー性皮膚炎のフレンチ・ブルドッグが治療のため5日間通院したところ、35,893円の治療費用となりました。当社ペット保険のプリズムペット いつでもパックプレミアムに加入していた場合は、32,923円の保険金が支払われ、自己負担は2,970円です。

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また、ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく病気やケガの診療費は、飼い主さまの全額自己負担となってしまいます。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
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SBIプリズム少短の獣医師 藤沼淳也

監修者プロフィール

獣医師 藤沼 淳也

獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。

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