【【獣医師監修】犬と猫の“コロナウイルス”ってどんな病気?〜犬コロナウイルス感染症編〜

2022.01.11

  • コロナウイルス

【獣医師監修】犬と猫の“コロナウイルス”ってどんな病気?〜犬コロナウイルス感染症編〜

新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るってから1年以上経ちましたが、あなたは、ヒトの「新型」コロナウイルスではなく、昔からある犬猫のコロナウイルスはどんな病気であるのかご存じでしょうか?

犬猫のコロナウイルスはヒトの新型コロナウイルスとは異なり、人に感染しません。しかし、わんちゃんや猫ちゃんと暮らしている方なら、必ず知っておいてほしい病気を引き起こします。
ヒトの新型コロナウイルスではなく、犬猫が感染する「コロナウイルス」が引き起こす病気「犬コロナウイルス感染症」と「猫コロナウイルス感染症(猫伝染性腹膜炎:FIP)」について2回にわたってご紹介いたします。

犬コロナウイルス感染症

犬コロナウイルス感染症

 犬コロナウイルス感染症の原因
犬コロナウイルス感染症は、主に犬コロナウイルスに感染している犬の糞便を介して感染します。多頭飼育や不衛生な環境は犬コロナウイルス感染症を引き起こしやすく注意が必要です。

 犬コロナウイルス感染症の症状
犬コロナウイルス感染症は、腸炎を引き起こし、嘔吐や下痢のような症状がでます。
成犬の場合は無症状のことが多いですが、子犬は重篤な症状(脱水、元気・食欲低下)につながることもあります。
また、犬パルボウイルスと同時に感染している場合、命に関わることもあります。

 犬コロナウイルス感染症の治療
犬コロナウイルスに対する治療薬はなく、整腸剤や下痢止めの薬、点滴などの対症療法を行います。

 犬コロナウイルス感染症の予防
犬コロナウイルスに対するワクチンもありますが、すべての感染を防げるというわけではありませんので、ワクチン接種をご検討の際はかかりつけの獣医師に相談しましょう。
犬コロナウイルスは拡がりやすいため、飼育環境を清潔に保ち、感染した動物を隔離し感染を拡大させないことが大切です。

犬コロナウイルス感染症給付事例

ペット品種
MIX(小型犬)
事故年齢
0歳2か月
加入プラン
いつでもパックプレミアム

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犬コロナウイルス感染症給付事例

(単位:円)

保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容
通院1日目 6,457 4,565 1,892 フード
通院2日目 14,850 12,000 2,850 補償限度額超過
通院3日目 770 770 0
通院4日目 3,850 3,850 0
通院5日目 3,080 3,080 0
通院6日目 2,750 2,750 0
通院7日目 4,862 2,970 1,892 フード
通院8日目 3,080 3,080 0
通院9日目 2,915 2,915 0
通院10日目 5,316 2,750 2,566 フード
通院11日目 3,080 3,080 0
合計 51,010 41,810 9,200

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※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

SBIプリズム少短の獣医師 藤沼淳也

監修者プロフィール

獣医師 藤沼 淳也

獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。

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