【獣医師監修】犬や猫はどんな時にストレスを感じているの?~ペットのストレスサイン~

2024.3.11

  • ストレス

【獣医師監修】犬や猫はどんな時にストレスを感じているの?~ペットのストレスサイン~

ペットは人間と同様にストレスを感じることがあります。
私たちがささいなことにストレスを感じるように、ペットたちも常にストレスにさらされています。ストレスが原因で異常な行動をとったり、体調を崩し治療が必要になる場合もあります。
今回のコラムでは、ペットのストレスの原因、サイン、対処法について解説します。

ペットのストレスの種類と原因

肉体的ストレス

空腹、喉の渇き、痛み、運動不足または過度の運動などが原因です。

環境から来るストレス

気温の変化、引っ越しなどによる生活環境の変化、騒音、安心できる場所の不足などが該当します。

飼い主との関係から来るストレス

飼い主からの過度の要求、無理に引っ張られる散歩、飼い主への過剰な愛情などが含まれます。

その他のストレス原因

恐怖体験、孤独(お留守番)、一時的な興奮状態(来客)などがあります。

ペットのストレスの種類と原因

ストレスが溜まったペットの行動~ペットのSOSサイン~

ペットがストレスを感じている場合、以下のようなサインが見られることがあります。

ペットのSOSサインの例

くんくん鳴く、うなる、シャーという威嚇音を出す、吠える

体を異常に舐める、咬む、ひっかくなどの異常な行動

頻繁な姿勢の変更、落ち着かない様子、しっぽを追い掛け回すなどの不穏な行動

呼吸の乱れ(浅い呼吸や速い呼吸)

筋肉の緊張、けいれん、ひきつけ、震え、いきみ

うつ状態、寝なくなる、隠れる、積極的に動かない、飼い主から離れようとしない

ストレスが溜まったペットはどうなる?~ストレスのリスクと対処方法~

ストレスが原因で病気になることも

ペットのストレスを放置すると、人と同様に免疫力が低下し、体調が悪くなったり、病気になってしまう場合があります。

普段と違う行動が見られたら生活環境を見直しましょう

急に攻撃的になったり、怯えるようになったり、普段と違う行動を取ったり、急に固まってしまうなど、いつもと違う様子が見られた場合、ストレスが原因となっているかもしれません。ストレスが原因であれば生活環境を見直してみましょう。

愛情をもってペットとスキンシップをとり、よく観察しよう

ペットは人間と違って言葉が話せません。話せないからこそ、飼い主である私たち人間が普段からスキンシップをとり、些細な変化にも気づけるようにしましょう。
いつも元気や癒しをくれるペットに長生きしてもらうには、飼い主である私たちが日頃からしっかりと観察し、愛情を注いであげることが大切です。

ペットを病気から守るために考えてほしいペット保険

動物病院の治療費は思った以上に高額になりがちで気軽に通院できない…。そんな時、ペット保険に入っていれば負担が軽くなります。
大切な家族である犬や猫がいつでも適切な治療を受けられるようにペット保険の加入も検討してみてください。

犬におすすめなペット保険 プリズムペット

SBIプリズム少短の獣医師 藤沼淳也

監修者プロフィール

獣医師 藤沼 淳也

獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。

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