もくじ
柴犬とは?~日本固有の犬種~
柴犬は、日本固有の6つの犬種(秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬)の中で最も歴史があり、紀元前1万年前から日本人と暮らしていたといわれます。縄文時代の遺跡からは、祖先である「縄文犬」の骨が出土しています。
洋犬との掛け合わせやジステンパー(ニホンオオカミ絶滅の原因にもなったウィルス感染症)の流行によって、昭和初期には純粋な柴犬は絶滅の危機に瀕します。
そこで1928年頃から柴犬を守ろうとする動きが始まり、1936年には国の天然記念物に指定されました。
名前の由来は、昔の言葉で「小さいもの」という意味をもつ「柴」からきているといわれています。
柴犬の特徴と性格
柴犬の基本情報
分類
小型犬
体高
♂:38cm〜41cm
♀:35cm〜38cm
体重
♂:9kg〜11kg
♀:7kg〜9kg
平均寿命
12〜15歳
毛色
赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻
小さい柴犬〜豆柴とは?〜
近年、豆柴と呼ばれる身体の小さな柴犬がみられるようになってきましたが、これは小型の柴犬同士の交配により生まれたものです。
主要な登録団体において「豆柴」は犬種として公認がないため、血統書には「柴犬」と記載されます。
柴犬の特徴
柴犬は、体長が体高よりもわずかに長く、骨格はしっかりしています。たくましい筋肉がついていて、まっすぐ力強い立ち姿です。
頭はキレイな丸みを帯びていて、耳はピンと立っており、目はやや三角形です。
しっぽがくるんとしているのも特徴です。
被毛は短く、ダブルコートになっており、上毛は硬い毛で皮膚を守り、下毛は綿毛で体温調節の役割があります。
柴犬の性格
昔から狩猟犬として人間と共に暮らしてきた犬種のため、飼い主への忠誠心は強く、高い縄張り意識から番犬もこなせるとても賢い性格です。
警戒心が強く飼い主以外の人にはなつきづらい性格をしていますが、子犬の頃から他の人や犬との触れ合いを多くしてあげると人懐っこい性格になります。
柴犬の日ごろのお世話とケア
毎日のお散歩は欠かせない
柴犬は運動欲求が高いため、散歩が必要な犬種になります。1回30分程度の散歩を1日2回連れて行ってあげましょう。散歩は運動になるだけでなくストレス解消や社会化にも繋がるので、ワクチン接種が終わったらできるだけ小さい頃からお散歩へたくさん連れて行ってあげましょう。
健康管理のためにブラッシングを!
被毛はダブルコートのため換毛期には抜け毛が多くなります。
抜けた毛をそのままにしておくと臭いや皮膚病につながる恐れもあるため、日々のブラッシングに加えて換毛期はより念入りにブラッシングをしてあげましょう。
柴犬のかかりやすい病気
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎とは、アレルギー症状を起こす原因物質が体に入ってくる、もしくは体と接触することによって、体の免疫機能が過剰に反応してしまう皮膚の炎症のことを言います。
主な原因となるのは食べ物、ハウスダスト、花粉、薬物などです。程度は様々ですが、主に痒みや湿疹等の症状がみられます。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨という膝のお皿の骨が、内側や外側に外れてしまった状態のことを言い、通称「パテラ」と呼ばれています。特に小型犬では、生まれつき溝が浅かったり、膝蓋骨を支える靭帯の力が弱いことがあり、発症することが多い病気です。膝を曲げたり伸ばしたりする時などに痛みが出て歩きにくくなります。
緑内障(りょくないしょう)
緑内障とは、目の中の水が溜まり、目の中の圧力(眼圧)が上昇することによって、目の痛みや視覚障害を引き起こす病気です。
眼圧が高くなると目が白っぽく濁ったり、目の不快感や痛みがでたりします。
視覚機能はダメージを受け続けると元に戻らなくなるため、早くに眼圧を下げる必要があります。
柴犬のお支払い事例
※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※下記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
- 病名
- 皮膚炎
- ペット品種
- 柴犬
- 事故年齢
- 2歳
- 加入プラン
- いつでもパックライト
治療費合計:19,272円
給付率:100% 自己負担率:0%
- 給付事例の詳細はこちら
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保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容 通院1日目 4,818 4,818 0 通院2日目 4,818 4,818 0 通院3日目 4,818 4,818 0 通院4日目 4,818 4,818 0 合計 19,272 19,272 0
皮膚炎の柴犬が治療のため4日間通院したところ、19,272円の治療費用となりました。
当社ペット保険のプリズムペット いつでもパック ライトに加入していた場合は、19,272円が支払われ、自己負担は0円です。
柴犬におすすめなペット保険のご紹介
ペットは人間より4倍から7倍のスピードで成長していると言われています。
成長のスピードが速いため、たった1日で、症状が急激に悪化してしまうことも!?
また、ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく病気やけがの診療費は、飼い主さまの全額自己負担となってしまいます。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
ペットの何気ない変化を見逃さず、動物病院へ足を運んでいただき、けがや病気の早期発見・早期治療につながりますよう、ペット保険をお役立てください。
監修者プロフィール
獣医師 藤沼 淳也
獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。