もくじ
アメリカンショートヘアとは?
アメリカンショートヘアは、そのかわいらしい容姿と穏やかな性格から、世界中で愛される猫種として広く知られています。
特に日本においては、1990年代後半からその人気が爆発的に高まり、「アメショ」「アメショー」という愛称で多くの家庭に迎え入れられ、ごく一般的な猫種として定着しています。
アメリカンショートヘアの特徴と性格
アメリカンショートヘアの基本情報
大きさ:中型猫(セミコビータイプ)
体高:24〜25cm
体重:♂3.5kg〜6.5kg
♀3kg〜6kg
被毛:短毛種
毛色:シルバー系、レッド系、ブラウン系、ブルー系、クリーム系、ホワイト、ブラックなど
寿命:13〜14歳
アメリカンショートヘアはブリティッシュショートヘアと同じ中型のセミコビータイプ*で、頭部は丸く、短い胴、肩幅、腰幅共にがっしりとした体格で、胴や肢、しっぽが長めです。目は大きくまんまるで、被毛は短く、厚い被毛に覆われ、アメショ独特の渦巻き模様「アメショ柄」と額の「M」模様が特徴的です。
※セミコビータイプ:コビータイプ*に近くがっしりした体格ですが、胴体や足、しっぽが少し長いのが特徴。
※コビータイプ:手足や胴が短く、全体的に丸みがあり、ずんぐりむっくりな体型。
アメリカンショートヘアの主な被毛の種類
シルバークラシックタビー
ベースの色はシルバーで、両脇腹に大きな黒い渦模様(クラシックタビー)が特徴
レッドクラシックタビー
ベースの色は茶色で、両脇腹に濃い鮮やかなレッドの渦巻き模様(クラシックタビー)が特徴
ブラウンクラシックタビー
ベースはこげ茶に近い色で、両脇腹に大きな黒い渦模様(クラシックタビー)が特徴
アメリカンショートヘアの性格
アメリカンショートヘアは、人懐っこく温和です。あまり物怖じもせず、好奇心旺盛で、遊ぶことが大好きです。
とても社交的なので、子供や他のペットがいる家庭での飼育も向いています。
アメリカンショートヘアの日ごろのお世話とケア
食事の選び方と与え方~猫の年齢と食事スタイルに合わせる〜
バランスの取れた食事をするためにも、特に持病がなければ、「総合栄養食」がおすすめです。年齢によって消化機能や代謝も変わってくるので、ライフステージに合ったフードを与えましょう。
また、猫は基本的に少量の食事を何回かに分けて食べます。出されたごはんを一度にすべて食べきらずに、時間をおいて少しずつ食べることは猫にとって普通のことです。食欲がないわけではありません。一方、出されたごはんを食べきる子もいるので、食事の回数や1回あたりの量など、その子にあった食事スタイルを見つけてあげてください。
お水は新鮮なものをいつでも飲めるように用意してあげてください。
快適な住まい環境〜高低差を設け猫が安心できる環境づくりを~
猫にとってストレスフリーなお部屋を整えることが大切です。
猫は高いところに登ったり、安心できる場所で寝て過ごすことも多いので、キャットタワーを設置したり、ケージやベッドなどいつも安心して過ごせる場所を用意しましょう。
また、爪研ぎでお部屋がボロボロにならないように爪研ぎを用意し、ちゃんとしつけると爪とぎの場所も覚えてくれます。
アメリカンショートヘアのかかりやすい病気
腎不全(腎臓病)
腎臓の機能が低下していく病気で、15歳を超えた猫の約80%が慢性腎不全(腎臓病)に罹患していると言われており、猫がもっともかかりやすいと言われている病気です。
肥大型心筋症
心臓の筋肉が分厚くなり、うまく全身に血液を送り出すことができなくなる病気です。肥大型心筋症が進行すると不整脈や突然死のリスクが高くなります。
尿路結石症
腎臓や膀胱などの尿の通り道(尿路)に結石ができてしまう病気です。排尿時の痛みや血尿などの症状がみられます。結石が尿路に詰まり排尿ができなくなると、尿毒症など命に関わる重篤な症状を引き起こします。
アメリカンショートヘアにおすすめなペット保険のご紹介
ペットは人間より4倍から7倍のスピードで成長していると言われています。
成長のスピードが速いため、たった1日で、症状が急激に悪化してしまうことも!?
また、ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく病気やケガの診療費は、飼い主さまの全額自己負担となってしまいます。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
ペットの何気ない変化を見逃さず、動物病院へ足を運んでいただき、ケガや病気の早期発見・早期治療につながりますよう、ペット保険をお役立てください。
監修者プロフィール
獣医師 藤沼 淳也
獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。