【犬種図鑑】ミックス犬の性格や特徴、飼い方について知ろう

2024.10.25

  • ミックス犬

【犬種図鑑】ミックス犬の性格や特徴、飼い方について知ろう

ミックス犬とは?

一般的にミックス犬とは、異なる品種同士の交配で生まれた犬のことを指します。
本来、雑種犬とミックス犬は同義ですが、最近は異なる純血種同士の交配で生まれた犬をミックス犬と呼ぶ傾向にあります。
見た目や性格など、純血種である両親のどちらに似るかは個体それぞれなので、唯一無二の子になると人気を集めています。

ミックス犬の特徴と性格

ミックス犬の主な種類

マルプー

マルプー

マルチーズ×トイプードル
見た目はマルチーズに近い子とトイプードルに近い子がいますが、トイプードルに比べるとマズルが短く顔が丸くなりやすいのが特徴です。
被毛はややウェーブ気味ですが、トイプードルの特徴が強ければ巻毛、マルチーズの特徴が強ければ直毛に近くなります。

チワックス

チワックス

チワワ×ダックスフンド
見た目はダックスフンド寄りの子が多く、ダックスフンドよりも足は細く長め、マズルも細めになります。目はチワワの特徴であるぱっちりお目目の子が多いです。
被毛はワイヤーコート、スムースコート、ロングコートの3種類があります。

チワプー

チワプー

チワワ×トイプードル
チワワのクリクリした目にトイプードルの巻毛を受け継ぐ子が多く、大きさはチワワよりも少し大きくなった程度です。

ダップー

ダップー

ダックスフンド×トイプードル
ダックスフンドの長い胴と短い足に、トイプードルの巻毛を受け継ぐ子が多いです。
トイプードルの被毛の特徴を受け継ぐと、毛は伸び続けるため、定期的なトリミングが必要になります。

ミックス犬の性格

ミックス犬は両親の性格をそれぞれ受け継ぎます。どちらの性格を強く受け継ぐかは個体ごとに異なります。
例えば、チワプーの場合、明るく賢い子が多いですが、チワワ寄りの性格だと警戒心が強く神経質な子になることもあります。

ミックス犬の日ごろのお世話とケア

ミックス犬の日ごろのお世話とケア

基本的なお世話は品種ごとに変わりはありませんが、ミックス犬は両親からそれぞれの特徴を受け継いでいるので、両親の品種の特徴を把握しておくと、日ごろのお世話がしやすくなるかもしれません。

グルーミング、トリミングの重要性

爪切り、耳掃除、ブラッシング、シャンプーなどは定期的に行い、からだを清潔に保ちましょう。
グルーミング中にワンちゃんが暴れてしまう場合は、無理をせず、動物病院やトリミングサロンを頼りましょう。
毛の長い子は毛に汚れが付きやすく、頻繁にトリミングが必要になることもあります。

ごはん

ごはんの与えすぎは肥満の原因となります。成長期であれば、両親からおおよその成犬時体重を予測し、適切な量のごはんを与えましょう。

お散歩

散歩は運動になるだけでなくストレス解消や社会化にも繋がるので、初年度のワクチン接種が終わったらお散歩へたくさん連れて行ってあげましょう。

ミックス犬の注意したい病気

純血種にはそれぞれ遺伝的に罹りやすい病気があります。異なる純血種同士を交配させて生まれるミックス犬は、両親からそれぞれ遺伝性疾患を受け継いでしまう恐れもあります。
遺伝的要因で発症する病気には以下のようなものがあります。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨という膝のお皿の骨が本来の位置からずれてしまった状態のことを言います。歩き方に異常がみられ、痛みをともなうこともあります。

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓の中にある僧帽弁という弁が正常に機能できなくなる病気です。これにより心臓内の血液の流れに乱れが生じ、発咳、失神、呼吸困難などの症状が現れます。

進行性網膜萎縮

進行性網膜萎縮とは、網膜が徐々に変性・萎縮し、次第に視力が失われていく病気です。
確定的な治療法や予防法はありません。

ミックス犬のお支払い例

※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※下記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

ミックス(小型)犬 1歳 保険金給付事例
病名
膝蓋骨脱臼
ペット品種
ミックス(小型)犬
事故年齢
1歳
加入プラン
いつでもパックプレミアム

治療費合計:163,364円

保険金支払額:143,557

給付率:87.9% 自己負担率:12.1%

保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容
通院1日目 4,449 1,100 3,349 予防薬類
手術 86,691 86,691 0
入院1日目 12,045 - -
入院2日目 13,805 - -
入院3日目 11,935 - -
入院4日目 17,142 - -
∟入院合計額 54,927 48,000 6,927 補償限度額超過
通院2日目 6,622 1,100 5,522 サプリメント
通院3日目 4,026 4,026 0
通院4日目 6,649 2,640 4,009 指導料/予防薬類
合計 163,364 143,557 19,807

ミックス(小型)犬が治療のため手術、4日間通院、4日間入院したところ、163,364円の治療費用となりました。
当社ペット保険のプリズムペット いつでもパック プレミアムに加入していた場合は、143,557円が支払われ、自己負担は19,807円です。

ミックス犬におすすめなペット保険のご紹介

「ペットは人間より4倍から7倍のスピードで成長していると言われています。
成長のスピードが速いため、たった1日で、症状が急激に悪化してしまうことも!?
また、ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく病気やケガの診療費は、飼い主さまの全額自己負担となってしまいます。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
ペットの何気ない変化を見逃さず、動物病院へ足を運んでいただき、ケガや病気の早期発見・早期治療につながりますよう、ペット保険をお役立てください。

ミックス犬におすすめなペット保険のご紹介

SBIプリズム少短の獣医師 藤沼淳也

監修者プロフィール

獣医師 藤沼 淳也

獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。

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